住基ロックとは閲覧制限支援措置のことです。

配偶者、親などの家族から虐待を受けていて、その家族に住所を知られたくないという理由で個人情報の閲覧制限をかけることができます。

・配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者の方は、申出によって、住民票の写し等の交付等を制限できる。

・被害者の方については、市区町村に対して住民基本台帳事務における 「DV等支援措置」を申し出て、「DV等支援対象者」となることにより、 加害者からの「住民基本台帳の一部の写しの閲覧」、「住民票(除票を含む)の写し等の交付」、「戸籍の附票(除票を含む)の写しの交付」の請求・申出があっても、これを制限する(拒否する)措置が講じ られる。

 

上記のようなDV等の支援措置は、住民票のある市区町村や戸籍の附票のある市区町村等で申請します。

役所の戸籍課で申請を済ませたら、最寄りの警察所にも事情説明が必要です。

その他、銀行、職場、あなたの個人情報を知っている機関には同じく事情説明をしておきましょう。

詳しくは→総務省HP~支援措置について

 

また、盲点となりやすいのは課税証明書の制限です。

こちらにも住所が記載されている場合が多いですので、税務課での閲覧制限をかけましょう。

更に、念には念をというのでしたら、住民票移動をする時に、一旦、同じ住所で世帯分離をしてから移動させると後に新しい住所が探しにくくなります。

同じく戸籍も、一旦同じ住所で分け、住所変更した方が附票上も見えにくくなりますので、豆知識として知っておいても良いでしょう。

※自治体によって制度が異なる場合もあり。